中学英語でよくつまずくポイントのひとつが「三単現のs」です。
「なんで急に s がつくの?」「どのときにつくの?」と混乱した経験はありませんか。

実は、三単現のsのルールはシンプルです。
たった1つの条件を覚えれば、ほとんどのケースに対応できます。

三単現のsとは?まず結論から

中学校の英語では、文部科学省の学習指導要領でも 「基本的な文構造の理解」が重視されています。
参考:文部科学省 学習指導要領

「三単現のs」を分解すると、意味がわかります。

つまり——

三単現のsのルール
主語が 3人称・単数 のとき
動詞の末尾に s がつく

これだけです。
「3人称・単数の主語のとき、動詞を少し変える」——このルールが三単現のsです。

「3人称・単数」とは何か?

少し難しく聞こえますが、具体例を見ればすぐにわかります。

s がつく主語
he
she
it
3人称・単数
s がつく主語
Ken
My mother
The dog
3人称・単数
s がつかない主語
I
you
we / they
s なし

「自分(I)」や「あなた(you)」は3人称ではありません。
「彼・彼女・それ、または具体的な人の名前や物」が3人称単数です。

迷ったときの判断:「I でも you でも we でも they でもない1人・1つ」なら s がつくと覚えましょう。

三単現のs:基本パターン(s をつける)

多くの動詞は、末尾にそのまま s をつけるだけです。

原形三単現形例文
playplaysShe plays tennis.
likelikesHe likes cats.
eateatsShe eats rice.
runrunsHe runs every day.
speakspeaksShe speaks English.

ルールはシンプル。主語が3人称単数なら、動詞の末尾に s をつける

三単現のs:es になるパターン

動詞の末尾が特定の文字で終わる場合は、s ではなく es をつけます。

原形三単現形理由
gogoeso で終わる
dodoeso で終わる
watchwatchesch で終わる
teachteachesch で終わる
washwashessh で終わる

発音してみると感覚でわかります。
「watch + s」は発音しにくいので、es をつけて「watches(ウォッチーズ)」になります。

特別なパターン:study → studies

「子音字 + y」で終わる動詞は、y を i に変えて es をつけます。

原形三単現形変化のルール
studystudiesy → ies
trytriesy → ies
carrycarriesy → ies

play → plays はなぜ s のまま? 
play は「母音(a)+ y」で終わっているので、そのまま s をつけます。

よくある間違い

間違い
I plays soccer.
I play soccer. ← 正しい

「I」は1人称なので s は不要です。三単現のs は I・you・we・they には使いません。

間違い
She play tennis.
She plays tennis. ← 正しい

「She」は3人称単数なので、動詞に s が必要です。plays が正解。

間違い
He go to school.
He goes to school. ← 正しい

「go」は o で終わるので、es をつけて goes になります。

ミニ問題にチャレンジ

( )に入る正しい動詞の形を考えてから、答えを確認してください。

第1問
She (       ) soccer after school.
彼女は放課後にサッカーをする。
答え
plays
She は3人称単数 → play に s をつけて plays。
第2問
He (       ) to school by bike.
彼は自転車で学校へ行く。
答え
goes
He は3人称単数 → go は o で終わるので goes になる。
第3問
My sister (       ) English every day.
私の姉は毎日英語を勉強する。
答え
studies
My sister は3人称単数 → study は y → ies で studies。
第4問
Ken (      ) TV every night.
ケンは毎晩テレビを見る。
答え
watches
Ken は3人称単数 → watch は ch で終わるので watches。
第5問
I (       ) music every morning.
私は毎朝音楽を聴く。
答え
listen to
I は1人称なので s は不要。listen のまま(listen to music で「音楽を聴く」)。

三単現のsを覚えるコツ

三単現のsで間違えやすいのは、主語を確認し忘れることです。

文を書くとき・読むときに、まず「主語は誰か」を確認するクセをつけましょう。
「I・you・we・they → s なし」「それ以外の1人・1つ → s あり」と判断するだけです。

もう1つのコツは、声に出して読むことです。
「She plays」「He goes」を何度も声に出すと、s ありが自然な形として耳に残ります。
目で覚えるより、耳と口を使った方が記憶に残りやすくなります。

主語を見る → 3人称単数かどうか確認 → s をつけるか判断
この3ステップを繰り返すうちに、自然と体に染み込んできます。

問題を解いて、さらに練習しよう

三単現のsは「知っている」だけでなく「使える」ようにすることが大切です。
クイズで実際に問題を解いて、手を動かしながら定着させましょう。

クイズで確認する
中1英語 文法クイズ20問|be動詞・一般動詞・三単現・can

他の文法も合わせて確認しよう

三単現のsは「一般動詞」の延長上にあるルールです。
一般動詞の基本をまだ理解していない方は、先にそちらを確認するとスムーズです。

先に読む
一般動詞って何?be動詞との違いを完全理解【中学英語】
文法の全体像を確認する
中学英語の文法まとめ|be動詞・一般動詞・疑問文をやさしく解説

繰り返し練習して、三単現のsを身につけよう

文法は繰り返し使うことで定着します。
英語学習アプリ SpellKing Jr. では、英単語のスペル練習をゲーム感覚で続けられます。
中学英語の基礎固めにぴったりです。

SpellKing Jr. を試してみる

ここまで学んだ内容を、実際に「書いて」確認してみましょう。

英語スペル学習アプリの問題・解説画面

ここまで理解できても、実際に「書けるか」は別問題です。
選択式ではなく、スペルで解くことで英語は定着します。

まとめ:三単現のsはルールが1つ

三単現のsは、ルールがシンプルです。

この記事のまとめ

  • 三単現のs =「主語が3人称・単数・現在形のとき動詞に s がつく」
  • 3人称単数の主語:he・she・it・人の名前・単数の物など
  • 基本は s をつける(play → plays)
  • o・ch・sh で終わる動詞は es をつける(go → goes)
  • 子音 + y で終わる動詞は y を i に変えて es(study → studies)
  • I・you・we・they には s はつかない
  • 声に出して練習するのが定着の近道

主語を見るクセさえつければ、三単現のsは必ず使いこなせます。
今日から文を書くときに、まず主語を確認する習慣をつけてみてください。

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