「単語は何度も書いて覚えた。テストの前夜は完璧だった。でも、次の週には全部忘れている」——こういう経験をした中学生は少なくありません。

実は、英単語が定着しない理由の多くは「覚え方の問題」ではなく、「確認の仕方の問題」です。英語の単語一覧を眺めて「これは知ってる、これも知ってる」と感じても、実際に自分でスペルを書けるかどうかは別の話です。

この記事では、中学1〜3年生で覚えるべき英単語を学年別に一覧にまとめます。単に一覧を眺めるだけで終わらせず、「なぜ覚えられないのか」「どう覚えれば定着するのか」まで解説します。

この記事でわかること:中1・中2・中3の重要英単語一覧 / スペルを意識した覚え方 / やってはいけないNG勉強法

中学1年生で覚える英単語一覧

中学1年生

中1では「動詞・名詞・形容詞」の基本語を中心に学びます。ここで覚えた単語は中2・中3でも繰り返し使われるため、スペルまで正確に身につけておくことが重要です。

動詞(Verbs)

日本語 英語 スペル注意点
〜です・いる・あるbe / am / is / are3形式まとめて覚える
持っている・食べるhave
する・作るdo / make
行くgo
来るcomee で終わる
見る・見えるsee / look / watch3つの使い分けに注意
話すspeak / talk / say
書くwritew-r-i-t-e の並び
読むread過去形も read(発音変化)
走るrun過去形 ran に変化
勉強するstudy三単現 studies に変化
好む・〜が好きだlike
知っているknowk は発音しない
〜できるcan
遊ぶ・演奏するplay

名詞(Nouns)

日本語 英語 スペル注意点
学校schoolsch のつながり
友達friendie の順番
家族familyi で終わらず y
先生teacher
book
音楽musicc で終わる
スポーツsport / sports
動物animal
国・国家countryou のつながり
朝食・昼食・夕食breakfast / lunch / dinnerbreakfast は b-r-e-a-k

形容詞・副詞(Adjectives / Adverbs)

日本語 英語 スペル注意点
大きいbig / large
小さいsmall / little
新しい・古いnew / old
速い・遅いfast / slow
難しいdifficultdiff- と -cult の分解
簡単なeasy
いつもalwaysal- から始まる
たいていusuallyusu- + ally
ときどきsometimes

中学2年生で覚える英単語一覧

中学2年生

中2からは抽象的な単語や、スペルが複雑な単語が増えてきます。「読めるけど書けない」という状態になりやすい学年です。特にスペルを意識して覚えることが必要になります。

重要動詞

日本語 英語 スペル注意点
〜に見える・〜のようだseem / look like
〜を望む・欲しいwant / wish
〜を試みるtry過去形 tried(y→i)
〜を信じるbelieveie の順番に注意
〜を受け取るreceiveei の順番(believe と逆)
〜を持っていく・連れて行くbring / take過去形 brought
〜を思う・考えるthink過去形 thought
〜を続けるcontinue / keepcontinue は -ue で終わる
〜を感じるfeel過去形 felt
〜を使うuse

重要名詞

日本語 英語 スペル注意点
環境environment-ment で終わる
文化culture
言語language-guage の並び
問題・課題problem / issue
答え・解答answerw は発音しない
質問question-tion の発音はシャン
理由reason
機会・チャンスchance / opportunityopportunity は長い
記憶・思い出memory
旅行trip / travel / journey3つの使い分けに注意

重要形容詞

日本語 英語 スペル注意点
必要なnecessarynec-es-sa-ry と分解
重要なimportant
〜に似ているsimilar
危険なdangerous-ous で終わる形容詞
特別なspecial
人気のあるpopular
〜に興味のあるinterested (in)interesting との違いに注意
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中学3年生で覚える英単語一覧

中学3年生

中3では高校受験を意識した単語が登場します。また、現在完了・関係代名詞など難しい文法と組み合わせて覚える必要があるため、単語の意味だけでなく使い方もセットで理解することが大切です。

重要動詞・句動詞

日本語 英語 スペル注意点
〜を達成するachieveie の順番
〜を発見するdiscover
〜を説明するexplain
〜を表す・表現するexpress / represent
〜に影響を与えるaffect / influence
〜を解決するsolve
〜に同意するagree
〜に反対するdisagree / objectdis- は否定の接頭辞
〜を支持するsupport
〜に気づくnotice / realize

重要名詞(高校受験頻出)

日本語 英語 スペル注意点
社会・地域society / community
技術technologytech- + nology
情報information-tion の並び
経験experienceexper- + ience
研究・調査researchre- で始まる
意見opinion
伝統tradition
将来・未来future
地球・世界earth / world
平和peaceea のつながり

英単語を効率的に覚える方法——「見るだけ」では定着しない

一覧表を眺めることには意味があります。ただ、それだけでは英単語は定着しません。なぜかというと、「見て確認する」という行為は認識(recognition)であって、再生(recall)ではないからです。

テストや入試でスペルを問われるとき、そして実際に英文を書くときに必要なのは「再生」の力です。見たときに「あ、これ知ってる」と思える単語でも、白紙の状態から自分で書けるかどうかは別問題です。

定着に必要な3ステップ
① 意味を確認② スペルを入力・書く③ 間違いを確認して修正
「見てわかる」から「書いて出せる」レベルに上げることが目的

ステップ1:日本語を見て英語を思い出す練習

この一覧表を使うとき、英語の列を隠して日本語だけを見て英語を答える練習をしてみましょう。「友達 → friend」のように、日本語 → 英語の方向で練習することが重要です。逆(英語 → 日本語)だと読解練習にはなりますが、書く力はつきにくいです。

ステップ2:スペルを実際に書く・入力する

頭の中で「たぶんこう書くかな」と思うだけでなく、実際に手か指を動かしてスペルを出力することが大切です。紙に書いてもよいですし、デジタルで入力する形でも構いません。大切なのは「自分でアウトプットする」体験です。

特に「necessary(必要な)」「language(言語)」「environment(環境)」「experience(経験)」「technology(技術)」などは、スペルが複雑で間違えやすい単語です。これらは声に出しながら書く練習を繰り返すと効果的です。文部科学省の学習指導要領では、中学卒業時に約1,200語の習得を目標としています。

ステップ3:自分の弱点を把握する

単語練習で最も非効率なのは「全部まとめてやり直す」ことです。もう完璧に書けるようになった単語を何度も練習する時間は、弱い単語を集中的に練習する時間に充てるべきです。そのためには「どの単語でどのくらい間違えているか」を可視化することが重要です。

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よくあるNG勉強法——やっているのに覚えられない理由

単語が覚えられない原因として、特定の勉強法に問題が潜んでいることがあります。以下の3つはよく見られる非効率なパターンです。

NG①:ひたすら書き写す

NG
friend を10回ノートに書き写す。手は動いているが、頭はほぼ働いていない状態。
OK
日本語(友達)を見てから英語を思い出して書く。正解を確認して次へ。

ただ書き写すだけでは「写経」と同じで、スペルが頭に入っているわけではありません。「思い出す→書く→確認する」のサイクルが定着につながります。

NG②:一度に大量の単語を覚えようとする

NG
テスト前日に50単語を一気に詰め込む。翌日は書けても、1週間後にはほぼ忘れる。
OK
1日10〜15語を、日をまたいで繰り返し確認する(間隔反復)。

NG③:英語 → 日本語の方向だけで練習する

NG
単語帳を英語→日本語の順で確認して「全部わかった」と感じる。
OK
日本語→英語(スペルまで)の方向で確認する。書けるかどうかをテストする。

注意:「なんとなくわかる」と「実際に書ける」は違います。テストでは書けることが求められます。英語 → 日本語の確認だけでは、書く力は伸びません。

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弱点を可視化して集中練習

一覧を眺めるだけで終わらせたくない方へ

SpellKing Jr. は中学英語の単語をスペル入力で練習するアプリです。日本語を見てスペルを入力する練習ができるので、「見てわかる」から「書いて出せる」レベルに引き上げられます。どの単語で間違えるかが記録されるため、自分の弱点を把握しながら効率的に練習できます。

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まとめ

中学1〜3年生で覚えるべき英単語は、学年が上がるほど抽象度が高くなり、スペルも複雑になります。一覧を使って語彙の全体像を把握しつつ、「日本語 → 英語(スペルまで)」の方向で実際に出力する練習を積み重ねることが、定着の近道です。

この記事のポイント

  • 中学英語の単語は学年別に覚える量と難度が変わる
  • 「見てわかる」だけでは不十分。スペルを自分で書けるかどうかが重要
  • 「日本語 → 英語(スペル)」の方向で練習すること
  • 書き写すだけ・英語 → 日本語だけでは書く力はつかない
  • どの単語で間違えるかを把握して、弱点に集中することが効率的
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